11月になると流石に、日が暮れると、やたら寒さが身にしみます。
今宵はマル昭で、暖かい料理で、酒を飲もうと思いやってきました。
今日は、酒の都、西条の酒を飲みたいと思います。
食前酒を兼ねて、ハーフで二種類の酒をオーダーしました。
右は、竹原の竹鶴酒造の酸味一体の酒、左は亀齢酒造の「無濾過純米・八九(はちく)」見たとおりの濁った酒どうしです。判りにくいですが、左の「八九」は、無濾過です。
八九原料米:中生新千本100%使用 精米歩合:70% 酵母:自家培養酵母、「八九」の銘は、「原料が米11%・米麹:89%」という、殆ど米麹で造られた難しい方法にあえてチャレンジした酒です。
原料米:中生新千本は、賀茂台地では古くから家庭で食され、酒米としても多く利用されてきました。飯米ゆえに、米粒が小さく、酒造好適米と呼ばれる、心白があり米粒も大きいものに近年では変わられてきましたが、近年見直され徐々に利用も多くなってきました。素性のよい安定した品種です。
竹鶴酒造、酸味一体にごり原酒は、雄町の純米です。絶妙で力強いにごり原酒です。にごりといえば、水で薄められ、糖類を加えられたものが多いのですが。原酒にて雄町の力強い味を楽しんでください。これは、けして生半可じゃなく飲みやすいにごりではありません。苦味も酸味もあります。でも旨いんですよ。今日選んだ、亀齢酒造も竹鶴酒造もすごく頑張って居られてとても嬉しい。酒一滴から、米を作る農家の方、蔵の杜氏、蔵人、営業マン皆さんの頑張りで、今宵旨酒が飲めると思うと涙が出てきます。皆さんに乾杯!
今日は、まる昭で最初に食べたかった「豚角煮こがし葱」、今日の酒はこの豚角煮を食べるために選んだ酒だったのです。油っぽくない豚角煮ですが、酸味一体を飲むと、さっぱりした感じで、とても相性がよいのです。こがし葱も焦がしが、舌に残らず。飲む酒の邪魔をしない。仕事がきっちり成されていてとても食べ終わって充実感がありました。
豚角煮に焦がし葱を添えて、口にいれるととってもジューシーで豚角煮はブロックで出してもらわないとやっぱり旨さが伝わりませんね、某ラーメン店で豚角煮といって、薄っぺらいものを添えられたときは、一気に期待と食欲が失せてしまったことを思い出しました。豚角煮はこうありたいですね。
広島といえやはり穴子ですね見てくださ丸々と太った穴子です。冬はこういった栄養を蓄えた穴子が美味しいですね。フリットを温泉玉子で戴きます。温泉玉子黄身が大きいでしょ?マル昭自家製です。ここいらも既製品をスーパーで買い込んで出す居酒屋とは違うところです。温泉玉子半分くらい余ったのでパンを頼んできれいに食べてしまいました。 この穴子と一緒に頼んだのは、亀齢酒造、萬事酒盃中(ばんじさけさかずきのなか)。
使用米:麹米・八反錦:掛米:中生新千本で、80%精米 純米です。
酒都西条ならではの組み合わせで、どっしりとした味わいと、80%精白でなんでこんなすっきりとした酒が出来上がるのか?従いコストパフォーマンスも飲み手の懐にエコロジーな価格でとっても嬉しい限りです。限定酒です。・・・・旨いですね。いい!実に。燗をすすめる酒屋もいるようですが、そんなもったいないことできるもんですか!って。
穴子のフリットにあう、薄っすら山吹色の綺麗ですっきりしていますが負けない酒です。
磨き込まれた水と、米。そして杜氏の技が光る逸品です。
まだ食うのかと思われますが、今日の締めは里芋のもっちり揚げを頼みました。
大きな里芋を二つに割って揚げてあります、里芋には下味も確りと仕事が成され、八九を飲みながら、里芋を食するととっても幸福な感じで、今日の寒さを忘れさせる締めにふさわしい。
11月18日には、ボジョレーも入荷するとか、今年はボジョレーの中でも高品質で人気が高い種類をいれるのだとか、まあお祭りなので6人分の予約をして今日は帰りました。
給料前なので今日はネコのご飯代を借りてのみに来ました。(笑)
2010年11月3日水曜日
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