2008年11月24日月曜日

ボジョレ・ヌーボー MARUSHOW!


11月19日夕方、まる昭へよるとボジョレーヌーボーが入荷したとのこと、早速試飲。
4種類のボジョレーヌーボーをいれたとかで、早速1杯づつグラスに注ぎ、一つ一つ口に含んでみる。ボジョレーヌーボーらしく、若い香りというか、フルーティーというか、赤らしく渋みまでも若い。日本人は初物が好きであるので、まあいいんじゃないかな。どっちかというと葡萄ジュースを飲んだときの感じに近いですね。もうずっと前になりますが、ボジョレーヌーボーが日本に普及し始めた頃、お付き合いで買った3500円のボトルをうっかり飲み忘れ、押入れにいれたまま、8月になって、整理していたときに発見、丁度、友人の船で無人島へ行くので焼肉の相手に持ってきました。丁度、とげとげしい感じもなくなって、落ち着いたワインになっていました。
本来の熟成とまではいきませんが、結構みんな美味いと言って飲んでくれました。ボジョレー自体、ヌーボーだけで売っているわけではなく、本来は普通のワインとして売っているので、そっちのワインもなかなかうまいと聞くし、今後はもっと普通のボジョレーもいれてくれないかなあ。

東広島初雪


初雪の東広島市西条の朝です。
東広島市では、11月18日に小雪が舞いました。19日朝には、山頂や、屋根瓦の上、田んぼなどに薄っすらと雪が積もっていました。とても風が強く吹き、ピューピューと大きな音をたて、木々の色づいた葉っぱを巻き上げていました。
今年の冬は、このまま寒くなっていくのでしょうか?

2008年11月6日木曜日

いい酒を見つけました。東広島西条 居酒屋 マル昭

 懐かしい、名前が書かれたラベルのある酒と出会いました。実に切れが良く、そして味はどっしりと、香りは控えめで、とてもきれいな酒です。
酒造会社は、村重酒造、岩国の新幹線駅に近いところにある蔵元です。

 いつものように、居酒屋まる昭で、いい酒をいただきました。下岡オーナーが、入荷したので、是非試して欲しいといわれ、長州と書かれたラベルを見て、もしやと思い。裏返すと。杜氏は日下信次(ひのしたしんじ)杜氏(広島杜氏)。名前の懐かしさにちょっと涙が出てきました。なんという巡り会わせか・・・・・・・・。

長州産の五百万石を使い、純米生酒。

精米歩合60%

酵母は、協会8号。

 実に細かいところまでこだわりの逸品です。

 早速テイスティンググラスで香りと色を見てみました。実に磨かれたいい酒ですね。口に含むと、無濾過らしく、ちょっと若さがみられるが、香りは控えめで立ちすぎず、味を邪魔していない。喉を越す感じと、胃の中に納まった感じは実にどっしりとして、さすが5百万石の特徴がよく捕らえられているように思いました。西条で、酒造りの倶楽部で、6年間杜氏を務めてもらっていろいろとチャレンジしてくださって、当時の受講生一同、今でも感謝の気持ちがいっぱいで会うたびに話が出たのは、泊り込みで酒造りの実習をし、寝るのも惜しんで・・・・・・飲んでいたこと(笑)

 西条で行われた新酒鑑評会でよく会うのですが、是非、村重酒造へ伺いたいと思いつつも、まだ実現ができないことが悔やまれます。西条の地で遠く岩国の日下杜氏のことを思い出しながら、仕上がった酒を一献。
居酒屋 MARUSHOW!まる昭 東広島市西条大坪町11番27号 ラルクビル1階 MAP

ハカラメから、根が出ました。

 東広島郷土史研究会のメンバーの方からいただいた、ハカラメの葉から根が出始めました。11月に入って寒くなってきましたが、水盤に水を張って葉と鉢をいれていましたら、葉のギザギザの根元から根が出始めました。やりました!凍傷にかけないように気をつけねば。
現在、玄関の薄暗いところに置いています。

我が家にハカラメがきて、根が出る前

2008年11月2日日曜日

東広島市西条大坪、居酒屋「まる昭(まるしょう、マルショウ、MARUSHOW)」で酒を飲む

どうも寒くなると「まる昭」に足が向いてしまう。なんだかすっかりと寒くなってしまった。提燈に群がる虫の気持ちが、少しだけだが解るような気がする。

看板に、ホルモン、ちぢみ、刺身と書いてあるなあ、ここのホルモンは筆者でも食べられる、女性でも抵抗感はないと思う。お勧め。ビールとちぢみは良く会う。韓国で食べるような酢醤油で食べるのでなく、辛味のたれで食べるのは、酒でちょっとぼやっとしている胃をしっかりと刺激してくれて、実にうまいのだ。これまでオープン以来何度も食べているのだがつい、食べるほうに神経が行ってしまい写真を撮るのを忘れてしまうのだ。

海鮮ちぢみとか実にぷりぷりしてうまい。この店に来たときは、是非食べて欲しい。

今日は、天然鯛があるとの知らせがあり、早速 オーダーをしてみる。このぷりぷりとして、皮がいい感じ。
色がとってもきれいだ、お造りというと、材料屋から仕入れた大根のつまを平気で添える料理人がいるのだが、どうもいやだが、添えられた地元の農家の野菜が実にみずみずしくて、鯛の新鮮さにとてもよくあう。
 よく水槽に入れている魚を新鮮だといってお客に出す料理人もちょっといただけない。
 まる昭では、ちゃんとしめたものを出してくれるので、生臭さも感じられない。
シェフに聞くと、店では入荷した刺身用の魚は、其の日のうちに出す。刺身用が残ろうと次の日にそのまま刺身で出すことは絶対しないといっている。
 
今日は、竹原出身のオーナーにちなんで、藤井酒造の龍勢(りゅうせい)を頼む。
低温囲い生熟成の原酒だ。アルコール度数は、原酒なので17度くらいだ。実にうまい。
文久三年の創業の藤井酒造、平成16年よりついに全量純米のみのつくりにしたようだ、とても勇気のいる決断だったろう。頑張って欲しい。
藤井酒造に経緯を評して、早速いただく。実に味わい深い、こういった原酒があるのはとてもうれしい。
店ではこの酒もある程度、残るようだと飲用には供しないそうだ。実にマル昭潔し。
いくらいい酒でも、ビンの底に残ったものを出されてはあまりにも興ざめだ。
さて、今日は他に何を頼もうか・・・・・・
豚角煮・・・これがいい、もちろん自家製
やはり角煮は、このくらいのブロックで無いとうまくないですね。
そのまま、煮込んだものを出すんじゃなくて、カラッと表面を揚げたものが実に表面が香ばしく、香りでも味でも胃を直撃してくれる。中はとろっとぷるるんって。
ふうふうして食べないと熱々だしね。龍勢も実に飲み合わせ食べ合わせも実にいい。さっぱりじっくりと飲める。






今日の最後の料理は、湯豆腐にした。
外も寒いし・・・・・
得意の石焼鍋で、沸騰させたものがでてきた。いやあこの湯豆腐のしっかりした感触は、実に味も深いし、荷崩れもない。
 まる昭では、酒は焼酎、ワイン、日本酒、果実酒、ビールと、いろいろとあるのだが、筆者は酒どころに相応しく、「酒」である。日本酒などと意味不明の呼び方はしない。日本の国酒たるべく「酒」でいいのである。フランス人がワインをフランス酒というか?ドイツ人が、ビールをドイツ酒とよんでいるのか?日本酒だなんて呼び名絶対可笑しい。
 やっぱり「SAKE」ですね。けして吟醸、大吟醸を進めるばかりでなく、純米原酒のうまさをじっくりと、東広島を訪れた、旅のビジネスマンには、おススメしたいと。実に思う。
席が空いてないと悲しいのでTELで予約や確認をおススメする。
予算は結構リーズナブルだ、学生グループの利用も多い、職場のグループ、安心できる食材で商談に利用するビジネスマンも多いようだ。
DATA
定休日:日曜日
営業時間:17:00-24:00 (ラストオーダー/23:30)
電話番号:082-424-0596
住所:東広島市西条大坪町11番27号 詳しく地図で見る

第30回郷土史展「東広島の板碑と盃状穴」

東広島運動公園体育館で、2008(平成20)年11月1日(土)~3日(日)にあわせて、
東広島郷土史研究会主催の第30回郷土史展 「東広島の板碑と盃状穴」が開催された。
初日の11月1日は、好天にも恵まれ、多くの市民が来場され、日頃何気なく見ていたものが、こういった意味があったのかと驚いた様子でした。中には市外からも興味のある方が多数来場され、東広島郷土史研究会員から熱心に解説を聞かれていた。特に板碑(いたび)は、関東地区が圧倒的に多くそのほとんどを占め、広島県には47基の板碑が現在のところ確認されている。広島県の板碑という研究本をもとに一基一基確認して勉強をする所からはじめ、東広島市内にはその研究本に紹介されている数よりはるかに多く、33基が確認され、そのほとんどが旧東広島市内にあることが確認された。なぜ東広島市に多いのかその理由はわからない。これからの研究を待ちたい。確認されたものの中から、履かをピックアップし、写真を展示している。また実物の板碑と盃状穴のある手洗い石をお借りし展示している。なかなかこういった場所で、展示され間近に触れて見られるのは、例をみないだろう。


この日は東広島市自然研究会の沖村雄二先生もみえられ、素材の石を詳しく観察され、正確な材質を捕捉してくださって、解説文を修正したりといったこともあった。専門家が間近にいていただき、とてもありがたい初日スタートであった。素晴らしい写真を撮影した、船越雄二理事も来場された方々に板碑や盃状穴の状況を説明、この日のために調査後も何度とも現地を訪れ、状況がよくわかる時間を狙い、ベストな写真を撮影するという努力の結果が、今日の展示写真となっている。

実物の板碑は、八本松町正力にあったものを郷土資料館に保管してあったものをお借りした。ライトアップして、その凹凸を浮かび上がらせ観察がしやすいように展示をされていた。



彫られているのは、蓮華の上にある凡字(ぼんじ)で、これを種子(しゅじと読みます)といい、凡字は仏そのものを表します。板碑により、仏そのものを彫ったり、南無阿弥陀仏と彫られていたり、何れも仏の供養のために作られています。
沖村先生の鑑定によると、花崗班岩というものらしい。花崗岩ではない。やはり生成の過程でちがうようだ。


盃状穴(はいじょうけつ)は、女性を意味し豊饒を祈願したり、子供が授かるよう祈願し穿たれたりしたもののようです。
西欧では、カップマークとよばれ、そのまま日本語訳し、盃状穴といわれるようになったようです。その歴史は先史時代にまでさかのぼります。この展示されている手洗い石に彫られた盃状穴はどんな人がどのような思いもこめて彫っていったのでしょうか、なぜかこういった手洗い石の縁に酒盃状の凹みを穿ったのか?
とても多いんです。理由はいったいなんだったのか?





くれぐれも、言っておきますが、現代において、神社仏閣の建物やこういった手洗いの石などに穴を穿つ、傷つけるといった行為は、器物破損といった犯罪に該当するので、厳に謹んでいただきたい。