2008年10月29日水曜日

小笠原より「ハカラメ」をいただきました。

「ハカラメ」

先日、東広島郷土史研究会の巨樹観察グループの定例観察会で、会員の方から、東京都小笠原村から採集してきた、「ハカラメ」という植物をいただきました。「葉から芽」がでるので、ハカラメだとか。
葉っぱのギザギザ部分の切れ目から芽と根が出てくるそうです。
数年に一度、硫黄島へ、遺骨収集にいかれるのだとか、東京から小笠原まで船で24時間、さらに硫黄島までは、7時間かかるとのことで、父島で自生しているハカラメの葉を持ち帰ったのだそうです。硫黄島へ、動植物を持ち込んだり持ち帰ったりということは禁じられており、せめて少しでも近い父島からということなのでしょう。ハカラメの正式名は、セイロンベンケイソウ・セイヨウベンケイソウ、マザーリーフなどといいます。
原産地はアフリカで、科属名:ベンケイソウ科 ブリオフィルム属です。
小笠原諸島では、全般的に見られる植物だそうです。沖縄にも自生しているようです。
葉っぱを園芸用の土においておくだけでも、壁につるしておくだけでも、芽がでてくるたくましい植物です。大きく育てると、花が咲くようで楽しみです。沢山いただいたので、近所の方にお分けしました。
東広島は冬は寒いので、ビニール囲いで凍傷にかからないようにしてやらないといけませんね。
身近な方に早速お分けしました。葉っぱと、芽が出たものと両方もらっていただきました。うまく芽が出たらいいですね、季節がちょっとあわないのが心配です。

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